乱読家ですが、何か?

読書メーターで書ききれないことを残すためのブログです。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

#2 坂の途中の家 角田光代著

読んでいる間、ずっと消えないざらりとした感覚。 その正体がつかめないまま読み終わった。 二回読んだけれど、やっぱり同じ感覚が残った。 この小説は、おおまかにいえば、乳幼児虐待死事件の補充裁判員になった主人公・里沙子が娘(3歳)を義父母に預けな…

#1 ルビンの壺が割れた 宿野かほる著

どっひゃー! というのが読後の第一声(実際声には出していませんが)。 何がって、ラスト一行が。 私はまったく前評判を知らず、つまりまっさらな状態で読んだのだけれど、このラスト故に世間では「賛否両論」とか「前評判がすごかったのに期待外れ」とか、…