乱読家ですが、何か?

読書メーターで書ききれないことを残すためのブログです。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

#163 子どものための哲学対話  永井均著

「ペネトレ」という名のおかしな猫と「ぼく」との対話形式で語られているので、まさに「子どものための」という感じになっているものの、実際は、子どもの頭を忘れてしまった大人のための哲学書というところか。 大人でも「なぜ?」と思うようなことや、思う…

#162 風の歌を聴け  村上春樹著

英国人の友人と読書について話していた時のこと。 彼はインドでこの本を見つけて読み始めたのだけど、つまらな過ぎて途中で投げ出したのだと言った。 お互い村上春樹のいくつかを読んでいて、以前にも村上春樹の作品や著者本人についてあれこれ語り合ったこ…