乱読家ですが、何か?

読書メーターで書ききれないことを残すためのブログです。

実用

#163 子どものための哲学対話  永井均著

「ペネトレ」という名のおかしな猫と「ぼく」との対話形式で語られているので、まさに「子どものための」という感じになっているものの、実際は、子どもの頭を忘れてしまった大人のための哲学書というところか。 大人でも「なぜ?」と思うようなことや、思う…

#161 質問力  齋藤孝著

いわば会話というのは質問と応答、ほぼそれだけで成り立っていると言える。 昨日何してたの? のような軽い問いかけもあれば、死についてどう思うか? などの重いものもある。 自分事や説教じみた持論を一方的に話す場合もあるにせよ、結局その後には「で、…

#147 コメント力  齋藤孝著

著者は、長い文章はコメントではないと定義しているが、私はいうなればこの感想文もある本(時々映画)に対するコメントだと思っている。 「良かった」「面白かった」だけでは何の意味もないので、自分が感じたこと、紐づいて思い出したこと、常々考えていた…

#136 思考の整理学  外山滋比古著

この本を送ってくれた友人は「有名な本」と言っていたけれど、小説ばかり読んでいる私は本当にこの類には疎く、著者のことすら全く知らなかった。 が、読んでみれば案外興味深い内容だったりするから、もっと小説以外のジャンルも読むようにしようと思うこと…

#90 スカートの下の劇場  上野千鶴子著  

新年早々パンツの話である。 語尾が上がるパンツ(ズボン)ではなく、パンティのパンツである。 そういえば子どもの頃、お正月は必ず新しいパンツで迎えるというのが我が家のならわしだったけど、世間一般ではどうなんでしょう(私はよく馴染んだ二軍で20…